あなたは賃貸派?それとも購入派?

家賃を払って都内のマンションに住むくらいなら、少し不便でも郊外に一戸建てを購入した方が賢いです。

毎月家賃を払うくらいなら、頑張って30年ローンで購入した方が得ですね。

家賃を払っていても最終的には自分の物にはならないから、結局無駄だよ。

そんな話は昔から良くある話で、全ては不動産屋の殺し文句です。

散々悩んだ挙句、不動産屋に相談すれば当然購入した方が得ですよと勧められて、頭金も要らないし金利も安いという誘惑に乗せられて思わず買ってしまったなんていうのは、まんまと不動産屋の手口にハメられているようなものです。

車もそうですが、セールスマンがいる事自体、そこには手数料が発生していて、彼や彼女らの人件費になります。

本当に大事な事はそこが自分にとって本当に価値があるのかを判断する事です。

 

ひと昔前までは、地方から仕事の為に都会に引っ越して、家族の為にも一戸建てを30年ローンで購入し、定年前までにローンを払い終えて定年後はローンや賃貸の心配もなく老後を過ごすというのが、一般的なお父さんの成功像でしたが、今の2022年現在ではこれは当てまはりに難い事です。

興味深い事に2022年のこれから就職を控えている大学生や大学院生の半分以上の57%が都会より田舎で生活する事を希望しています。

昔のように仕事の為に都会近郊に住まなければならないと言う大前提が無くなってきた現在、わざわざ会社の為にローンまでして小さな戸建てを購入するという事自体が時代的に無くなってしまった過去の夢物語になっています。

 

では、現在の若者達の夢物語は何かというと、一戸建てに住んで家族や仲間と趣味や旅行などを楽しみながら、健康に過ごしたいと言う事です。

基本的には一戸建てに住みたいというところは昔から変わっていませんが、その生活スタイルに変化が生じています。

田舎が良いと言う若者が過半数を超えているというのは、コロナの影響も大きいと言えますが仕事のスタイルが変わったという事だけではなく、田舎にいても生活に不便さを感じ難い時代になったとも言えます。

一昔前のように近所にレンタルビデオ屋がなくても、今ではネットで大概の映画やドラマは観れてしまう。

欲しいものはAmazonでポチれば何でも揃う。

食料品の買い出しも週に一回大型スーパーで揃うし、場所によっては配達などのサービスもしてくれる。

都会よりも広々としていて、空気も良いし生活コストも安い。

圧倒的に健康的でまさに理想郷です。

 

私も日本に戻り住むならば、都会よりも田舎が良いと思っています。

なるべく暖かい場所で、民泊運営が出来て、自分達の庭に自分達が食べられるような、ちょっとした自家栽培用ガーデンがあって、毎日サーフィンができるような場所が理想です。

そうなると宮崎や高知辺りが私にとっての理想郷です。

一昔前では何を馬鹿な事を言ってるんだと呆れられてしまう話ですが、今の日本では何もおかしな話ではありません。

過疎化が進んでいる様な場所では、移住支援等をしている場所も多いです。

 

この様な田舎に住む、好きな所に移住するといった新しいカルチャーは何も若者達だけに限った事ではありません。

定年後に好きな所に移住する人や、仕事がリモートになって田舎に移住をする人等、年齢を問わず全ての世代で起きている新しいカルチャーです。

この様なカルチャーはアメリカでは昔からあるカルチャーで、コロナがきっかけではなくむしろコロナ以前からありました。

アメリカ人というのは殆ど一生同じ場所に住み続けるということはありません。

 

アメリカでは大学生になって、家族から離れて一人暮らしを始めるところから始まり、その後は就職、結婚、子供が少し大きくなって子供部屋が必要になった時、子供が大学に通い始めた時、子供達が巣立った後、仕事を定年した後、など事ある毎にその生活スタイルによって住む場所を変えて行きます。

 

そういう事が原因なのかはわかりませんが、アメリカでは日本の様に住民届とか戸籍謄本などの面倒なものがありません。

あるのは国で指定された社会保障番号というのが一人一人にあるだけで、住所はどこに住んでいようが、あまり関係ありません。

常にアメリカ国内で州を跨いで移住するのが、アメリカ人の人生のスタイルです。

家は一生で一度の高い買い物だなんて思っているアメリカ人はいないでしょう。

家は買ってから移住する時は売って、また新しい場所に移ったら買って、買えなければ借りて、常に住み替える。

正に洋服を着替えるかの様に、家も住み替える。

仕事に合わせるのではなくて、自分のライフスタイルに住むところを合わせていく。

アメリカでは不動産の価値というのは下がり難いので、この様な事が容易なのですが、とは言っても常に生活するコストを考えていくことはとても大切です。

場合によっては価値が下がることが分かっている不動産でも、購入を検討する事だってあります。

どれくらいの期間でそこに住むのかを考えて、賃貸の方が得なのか?購入した方がコストをセーブできるのか?そこが大切です。

更には、民泊を運営して利益を出せるのか?等、計画的に考える事で一見すると不可能に思えた事でも、道が開ける事は多々あります。

 

新たな時代に新たなライフスタイルを考えてみるのもとても楽しいです。

皆さんも何処か住んでみたいと思うような所はありますか?

ちょっと気になるところを調べて、シュミレーションしてみると、意外と可能だったりするものです。

是非、気になる方は調べてみてください。