アメリカ不動産バブルの崩壊

最近のインフレでアメリカ不動産も大きく流れが変わって来た様な気がします。

マーケットがクラッシュしたという人もいるくらいに一気に売り手市場から買い手市場になりました。

今まで強気だった売主たちも昨年の様に言い値で売れる様にはならなくなって来ているので、市場価格以下で不動産を購入する事も無理ではなくなって来た感じがします。

今までがアメリカ不動産バブルだったのか?

この辺について私なりの考え方と現状をお話ししたいと思います。

アメリカのインフレ率は昨年に比べると8.3%も上がって、この急激なインフレ上昇によってリセッション入りしたと言われています。

同じように金利も上がっていて、本来はインフレによって好景気になりそしてそれにつれて金利も上がるというのが正常な状態なのですが、今回はちょっと状況が違う様です。

日本もインフレになって来ていると言われていますが、それでも昨年と比べても2%の物価上昇なのでアメリカはその4倍以上、その違いがわかると思います。

このインフレによってアメリカ不動産の一般的なバイヤーは、金利の上昇とリセッションによる先行きの不安から、買い渋りが起きています。

それによって売り手も以前のように物件を市場に出してもオファーが集まりにくく、市場に長く停滞してしまう事もある様です。

この様な状況からアメリカ不動産マーケットのバブルが弾けたという様にいう人もいます。

私の個人的な意見としてはハワイについてしか分かりませんが、バブルが弾けたにしても大して価格は変わっていません。

しかし、私の様な庶民的投資家にとってはチャンスである事は分かります。

出来ればローンはせずに現金で購入できる物件を見つけたいところですが、ハワイには$500000以下の物件なんて殆どありません。

なかなか庶民には難しいです。

そして何といっても短期フリップするにしても、今はコストが高いので相当物件を安く手に入れないと利益を出すのも難しいかもしれません。

そうなってくると、ここはBuy and Holdで長期保有して賃貸しながらエクイティーを上げていくのが今は得策だと思います。

フリップとエクイティーについては以前のブログでもお話していますので、詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください。

フリップ

エクイティー

案の状、今はインフレで家賃も上がっているのでBuy and Holdは得策です。

実際に私もここ最近、近隣の家賃も上がっていると感じます。

エネルギーコストが上がって光熱費が上がっているので当然でしょう。

不動産市場の予測は信用できないものがあります。

実際にコロナ前は皆が口を揃えてアメリカの不動産価格は暴落すると予測していましたが、実際には高騰しました。

ある程度の予測は必要かもしれませんが、現状に合わせて行動するのが良さそうです。

 

アメリカ不動産に関しては、たとえ暴落したとしても、そのまま暴落し続ける事は考え難いです。

やはり基本はBuy and Holdでしょう。

歴史的に見て暴落しても緩やかに回復していくという安心感があります。

 

経済にはサイクルがあって好景気と不景気が交互に来ます。

市場の動きに惑わされず、自分達にとって有利な方法で対応していく事が大事です。