エクイティーって?

アメリカの不動産投資でよく使われる言葉でエクイティー(Equity)とは、つまりは含み資産という意味です。

含み資産と言われてもピンとこないと思いますので具体的に説明します。

20万ドルで購入した物件が5年経って25万ドルになった場合、5年間で含み資産は5万ドルになります。

これを5年間でエクイティーが5万ドル付いてきたという様に言います。

5万ドルと言えば日本円で500万円ですので、何もしないで毎年資産が100万上がったと言う事になりますね。

この金額はかなり現実的な数字で、アメリカの不動産投資では地域にもよりますが、全く当たり前の様に価値が上がっていきます。

この価値が上がる事をアプリシエイションappreciationしたと言いますが、直訳すると感謝ですがこのように価値が上がる事もこう言います。

アメリカの不動産の価値は歴史的にみても不動産の値段が下がる事は殆どありません。

日本の様に築年数と共に価値が下がって行く事とは全く違って、古くなっても価値があまり下がって行く事はありません。

日本のシステムとは全く違います。

細かいアップダウンはあるものの、長期でみると右肩上がりです。

値段が下がるのを待ってから買うなんて事を考えていると、購入するタイミングは永遠に訪れません。

買うと決めたらその時がベストなタイミングで買い時です。

 

もう一つエクイティーについて、購入時に付いてくる場合もあります。

これはどういう事かと申しますと、20万ドルの市場価値がある不動産物件を18万で購入できた場合、差額の2万ドルはエクイティーとして購入した時点で付いてきたと言う事になります。

つまり18万で買って20万で直ぐに売ればいきなり2万ドルの儲けになります。

このようにエクイティーとは市場価値とモーゲージ(住宅ローン)の残高の差額で、時間と共に市場価値は上がりモーゲージの支払いを続けていれば残高が減るので互いに反比例して、レバレッジを利かせてどんどん大きくなって行きます。

この大きくなったエクイティーは自分の資産になります。

今度はこの大きくなったエクイティーを担保にして、次の物件の頭金を借りて物件を買い足していきます。

これがBuy and Holdと言う投資法です。

Buy and Holdについてはまた次回お話しいたします。

アメリカの不動産投資はエクイティーを使ってレバレッジを利かせる事により、富を築いていきます。