デジタル通貨について知らないと損する時代

デジタル通貨はただお金がデジタルになったと言うだけなのに、色々な事が大きく変わる

私、トシ伊藤はかれこれ15年近くハワイで飲食店を経営しております。

ここ最近パンデミック前と比べて大きく変わったと思う事が2つあります。

1つはUber eats等のデリバリーのオーダーが物凄く増えたという事。

そして2つ目は、キャッシュでお支払いをする人が殆どいなくなったという事です。

クレジットカードは勿論、スマホ等で決済する方達が本当に増えました。

最近は財布を持って出かけなくても、スマホがあれば何とかなるので凄く便利になったと思います。

さて先日、まだまだ円安なのでドルを円に換金しておこうと思い、ついついワイキキにある現金交換所に行ってしまいました。

入り口にはハワイ最安値手数料と書いてあります。

久しぶりに来ましたがハワイでは昔から一番手数料が安くて有名な交換所です。

店員さんに話しかけて、ドルを円に交換してくださいと言うと不思議そうに私を見て、What?と言ってきました。

というかここは現金交換所でしょ?

何なんだ?

するとその店員は奥にいたオーナーらしき人に相談しに行きました。

いくら持って来たんだと言うので金額を言うと、それくらいなら今回だけ特別にやってあげるよと言われて、なんだか少し腹が立ちましたが、よくよく考えてみると物凄い金額を持ってくる人がいる事があるから、一応電話で確認しろと言う事なんだとろうと思って少し納得。

取り合えず無事に換金してもらいました。

特別レートと言う事で手数料を聞いてみると3%、高いと思いましたが確かに周りのお店をみると5%とか書いてあるので仕方ないのかな?

モヤモヤした気持ちで帰っていると直ぐに大失敗に気づきました。

 

しまったー、オンラインでやれば手数料は1/10くらいで済んだのに!

やってしまったー!

Wiseを使ってオンラインで銀行から銀行に送金すれば手数料は0.4%くらい、パンデミック前の癖でついつい現金で換金してしまいました。

そもそも交換所は人がいて、人件費がかかっているので手数料が高いのは当たり前。

うっかりしていました。

物凄く反省。

 

こう言った事って時々ありませんか?

同じサービスなのに、わざわざ人件費がかかっている高い方を選んでしまう。

知らないという事は、時間もお金も多く払うということになる。

裏側にあるのはコストです。

 

ビットコインやイーサリアム、この2つは仮想通貨として最も有名です。

その違いは何かと言われると、今一よく分からないと言う方も少なくないと思います。

ビットコインの方が先に世の中に出たのでちょっと有名ですが、この2つは機能がまるで違います。

 

ビットコインはデジタルゴールドと言われていて、つまりゴールドのように値段が変動する性質があります。

つまり、デジタル上の金と考えて良いと思いますし、数にも限りがあります。

ですので、価値が変動しやすいということになります。

 

イーサリアムは素早く安全に金融取引などをする際に使いやすい機能を持っていて、今後多くの決済サービスに利用される可能性が高いです。

しかも、数に限りはなくどんどん普及されれば増え続けるので、ビットコインとは違う機能があります。

中国もデジタル人民元と言って、国の法定通貨をデジタル元として発行しています。

アメリカやヨーロッパもデジタルドルやデジタルユーロを本格的に検討しており、今後導入されるのは時間の問題だと思います。

日本も遅れながらデジタル円を検討しているようです。

このような国の中央銀行が発行しているデジタル通貨をCBDC(中央銀行デジタル通貨) と言います。

 

これら全てのデジタル通貨は今後間違いなく普及していき、現金にとって代わっていく事は間違いないと思います。

この裏側にあるのはブロックチェーンというテクノロジーの技術です。

テクノロジーの技術が人間よりも正確に素早く、しかも低コストで24時間休まず仕事をこなしています。

 

こういう事にアンテナを張っていないと、今後私等の生活にも大きな影響が出るかもしれません。

物事の裏側でどのように人が動いていて、テクノロジーの技術が活かされているのか?

ただ単に値段が高いから良いとか、安いから粗悪だというような値段だけで物事を判断するのは危険です。

例えていうなら、飛行機のチケットの値段なども同じ日の同じ席でも、買う時期やどこで買うかによって変わって来ます。

私はテクノロジーとか苦手だからと諦めるのではなく、ちょっとした事でも少し時間を使って自分で調べてみてやってみる。

それでもし失敗してしまっても、次はもう少し上手にやってみようと繰り返せば、人間は年齢に関係なく少しずつテクノロジーと上手く付き合っていけるようになるはずです。

ずっと逃げていると、世の中はどんどんテクノロジーが発達していくので、どんどん不便になっていってしまいます。

時代に逆らう事は出来ません、それは多くの歴史で証明されています。

日本が明治維新で武士はどうなったのか?

第2次世界大戦が終わって、日本はどう変化していったのか?

21世紀の現代では、もうテクノロジーと上手く向き合っていく他に道はないのではないでしょうか?

理解しようとしてパンクする前にとりあえず慣れてみる。

長く生きていればそれだけ経験があり、過去の常識を知っているので、時には理解が難しい事もあるのは当たり前です。

1×1=1なのに、1×1=無限と言われているようなものですから。

頭を柔らかくして、時代に流されてみましょう。