ハワイAirbnb 2度目のロックダウンが終わって

昨年の2019年10月、ハワイ州より下された突然のバケーションレンタル法の改正によって、ワイキキの海側の地区(クヒオ通りより海側)を除くハワイ州すべての地域の30日未満のAirbnbの禁止。

沢山のAirbnbのホストが失業しました。

Airbnbのホストだけではありません、ハワイにある多くのバケーションレンタルの会社も路頭に迷い、但し州から出されたパーミットを持つもの(最後に発行されたのは1989年、ハワイ全州で現在は900件弱のみ)は引き続き30日未満バケーションレンタルの営業は許可されています。

とは言ってもハワイに1万件近くあるバケーションレンタル、内Airbnbだけでも8000件、突然そんな事をいわれてもそうもすんなり引き下がる人達ばかりでもありません。

州に対して異議を求める人や、改正を求めて立ち上がる人達まで現れて、一時は無視して運営し続ける物件も多くありました。

それに対してハワイ州も厳しく取り締まっていき、ハワイのAirbnbの数は激減しました。

ハワイ州側も考慮の上、2020年10月に新たに1715件のみパーミットを発行し30日未満のバケーションレンタルを許可する事となりました。

但し、自宅の一部やオハナユニット(自宅の敷地内に身内が住む用の小さな家)等、レントする敷地内にオーナーが住んでいる事が条件になりますので、コンドミニアムや一軒家を丸ごと30日未満でレントする事はワイキキの海側の地区(クヒオ通りより海側)以外ではハワイ全土で違法と言う事になってしまいました。

これで完全にハワイでバケーションレンタルを専門にやってきた会社は今までにない苦境に立たされました。

それでも世界有数のリゾート地であるハワイ。

30日未満が禁止でも、30日以上の滞在客がいない訳ではありません。

しぶといAirbnbのホストは2020年10月のパーミット発行までに何とか息をつなごうと努力する中で起こったコロナパンデミックによる2020年3月のハワイのロックダウン、せっかくの予約もすべてキャンセルになり、意気消沈する中、更に悪いことは続きます。

期待していた新規パーミットの発行は半年後の2011年4月に延期され、そして2010年8月にはハワイ州に2度目のロックダウン。

Airbnbやバケーションレンタルだけではなく、ホテルやレストランまでもが大きなダメージをうけてしまいました。

私自身はレストランとAirbnbの両方を経営していたので、両サイドからの収入元も断たれてしまい、一時は心が折れかけましたが、ここは考え方を変えてみることにしました。

周りを見ると、敵がだいぶ減った….以前は隣も、斜め向かいの家もAirbnb。

私の住むエリアはワイキキから徒歩十分圏内、いわゆる激戦区。

もしパーミットがとれたら無敵です。

もしパーミットがとれなかったら、30日以上にすれば良い。

でもまあ、6か月以上の長期貸しの方が効率が良いのでそうすると思いますが。

いずれにしても禁止になってしまった事はどうする事も出来ないので、ここは部屋を大改装する事にしました。

話は戻りますが、ハワイのAirbnbはどうしてこんなことになってしまったのか?

始まりはハワイの地元住民から州に寄せられたAirbnbに対しての苦情からです。

近所にいつもはいない様な人たちがいる。

真夜中に騒音がする。

迷惑駐車、地元住民とのトラブル。

近所で誰かがAirbnbを始めた事によって、変わってしまった。Welcomeなのはホストだけで、その地域に住む近隣の人々にとっては迷惑な話。

皆にWelcomeされたければホテルに泊魔れば良い。

そうすれば皆に歓迎されます。

 

私自身Airbnbのホストとしてではなく、ゲストとして休みの日には島の反対側にいってAirbnbを利用して休暇をすごすのが大好きでした。

また、2、3泊で違う島に行って、ホテルが少ないのでAirbnbを利用して家族と休暇を過ごす。

ホテルでは味わえない様な素晴らしい体験を沢山してきました。

もうこれができにくくなってしまったことは非常に残念です。

ハワイはこれから宿泊施設が大幅に減少した事により、宿泊施設が高騰します。

ハワイ州の観光自体もこれからは質の高い客を優遇していくと宣言しています。

今までの様に気軽に行けるハワイではなく、高級なハワイになっていく傾向です。

お金を沢山落とす=質の高い客という事みたいですが、私個人の意見ですがAirbnbはホテルとは完全に違う路線で、質の高いホスト=質の高いゲストで再度復活すると思っています。

そうなれるように、またAirbnbが再開できる準備を始めていきます。

また、沢山の人達が気軽にハワイに来れる様に微力ながら、尽力していきます。