日本が一流の観光国になるにはこれが絶対に必要だ!
私、トシ伊藤はアメリカに住んで気づけば16年余りになります。
コロナの期間を覗いて、日本にはほぼ毎年のように帰っています。
日本といいますと、移動には電車が便利でわざわざレンタカーをする必要なんてありません。
もちろん都内近郊でなければ、場所によってレンタカーがあった方が便利だとは思いますが、都内などは地下鉄や電車が何処にいくにも便利です。
しかしここ最近は随分と路線も増えて、正直複雑に感じてしまう事の方が多いです。
そして、駅を降りてから目的地までが近いとは限らず、タクシーなどを利用しないと意外とたどり着けなかったりもします。
しかし、そのタクシーは中々来ない。
かといって、バスは日本人の私でもどれに乗って良いのか分からないし、一度乗ってしまったら何処に連れて行かれるのか、毎回乗っていて不安になります。
日本は移動手段が豊富で便利だと思っているのは、それは日本人が慣れているからです。
私のように日本人でも普段利用していない人からすれば複雑です。
という事は、観光で来ている外国人からすると、都内を動き回るのに電車や地下鉄を上手に使いこなすのはなかなかハードルが高いです。
日本が一流の観光国として発展していく為には、Uberの様なサービスは絶対に必要です。
これだけITが発達しているにもかかわらず、外国人でもスマホを使って自由に動き回る事が出来ないのには、日本はまだまだ観光大国として出遅れている証拠。
日本政府がタクシー業界を保護しているのか、犯罪が起こるのを過度に警戒しているのか、こんな事で日本の世界に誇れる観光資源を発揮出来ていないのは非常に残念です。
Uberを外国の黒船の様に感じていて参入させないのであれば、なぜ自国でUberと同じようなサービスを開発できないのだろうか?
タクシー業界も巻き込んで、外国人でも気軽にUberの様に車を呼べるサービスが普及しないのかが不思議です。
アメリカであれば便利なサービスであれば国家と対立してでも、のしあがってくる異端児が現れるのですが、日本ではまだやはりそんな異端児は国家に潰されてしまうのでしょうか?
それが日本経済が伸び悩む原因の一つである事に政府は早く気付くべきです。
犯罪が起こるのが不安であれば、その不安を解決する為にもレビューがある訳で、むしろ日本ではレビューのないタクシーの方が信用されているのが不思議でなりません。
今でも発展途上の国に行けばタクシーを捕まえても、目的地までちゃんと送り届けて貰えるのか不安に感じますが、日本のタクシーの運転手も高齢化が進んできていて、別の意味で不安を感じます。
昨年も日本に行った際に何度もタクシーを利用しましたが、高齢の運転手の方がナビの使い方が間違っていたらしく、随分と道を間違えて”あれ?こっちでよかったかな?なんてつぶやきながら、結局普段よりも高い金額を請求されたので、交渉して通常と同じ金額にしてもらった事がありました。
こんな事はレビューさえあれば、最初から分かっていた事なのに、夜遅く疲れているのに時間も大分かかってしまい、最終的には子供達もタクシーで寝てしまって、何とも言えない苦い後味でした。
日本の観光発展には目的地までスマホで簡単に移動できる手段を作る事は絶対です。
外国人がスマホで行きたいレストランを調べて、そこまで気軽に移動できる様なシステムがないのは、致命的とも言えます。
レンタカーにしても同じ事が言えます。
アメリカではレンタカーが必要ならスマホで呼べば、ステイしている場所までわざわざ車を持ってきてくれるのが今では当たり前です。
レンタカーの業者が無いような郊外でも、一般人から車を借りられるTuroというサービスも普及しています。
日本も真似をすれば1年以内に出来そうなものですが…
国土交通省、斉藤鉄夫大臣もっと頑張れ!って言いたくなります。
まだまだ、日本の観光発展にはのびしろが沢山ありますね。