日本でもドルを稼げる、日本で海外飲食店経営
今や飲食店もグローバルマインドが大事
さて今日は、日本で飲食店を経営されている人でも、日本人以外のお客様を取り入れていく事が大事ですよというお話です。
これは私が日本で一番最初の飲食店を開いた時に大きな転機になった出来事だったのでお話ししたいと思います。
日本は今、円安の影響で海外から多くの外国人観光客が訪れています。
それに加えて、円安で輸出も好調です。
円安は悪い事ばかりではありません。
私は1998年、今から25年近く前にもなりますが地元の神奈川県の川崎の武蔵新城という、片田舎な場所に人生で一番最初のお店、居酒屋をオープンしました。
お店の両隣は焼き鳥居酒屋とイタリア料理屋、向かいも焼き鳥居酒屋。
お店は歩道がないバス通り沿いに面していて、歩いている人は殆どいません。
隣のイタリア料理屋の2階には反社の方達の事務所もあって、お店の入り口の前に車を停められたり、決して良い環境とは言えない立地でした。
人通りがないので一見さんは殆ど来ません。
当時はインターネットもスマホも無かった時代、宣伝の為に駅前にビラ配りによく行きました。
足早に帰宅しようという人達の足を止めて、生ビール最初の1杯無料なので来てくださいというような感じで、とにかく暇な時にはビラ配りをする日々。
それでも効果はゼロではないですが、努力の割には中々それだけでお店を満員に埋めるという事は至難の業でした。
オープンして数年はそんな試行錯誤が続き、たまにお店が満員に埋まったとしても、半分は身内か友達が来てくれているからという状況以外には、お店が満員御礼状態になる事はなかったような気がします。
メニューも何度も見直して試作を繰り返し、出来る事は全てやったという気が自分でもあったので、それでも売り上げが向上しない状況に絶望感を感じていました。
そんな日々が続いたある年の事…
2002年、今現在30代以上の方達は日本と韓国が共催でサッカーのワールドカップが開催されたのを覚えている方達も多いと思います。
今では当たり前の事かもしれませんが、当時は大画面テレビはまだまだ高価でお金持ちの家にしかありませんでした。
そんな中、父が勤めていた会社の社長が新しい大画面テレビを買うという事で、要らなくなった物凄く重たいブラウン管の大画面テレビをいただける事になりました。
そのいただいてきた大画面テレビをお店に置かせていただいていて、これでまずはワールドカップの日本戦の予選を流しました。
それに当時、私の友人はまだ殆どが独身だったので、同世代の1人で家でサッカーを観たくない友人達が集まり、このメンツで日本戦の時にはお店は連日満員になりました。
これまでにも、知人や友人でお店が埋まる事は何度もありましたので、これといって珍しい事ではありません。
むしろ、逆にこのお店でサッカーをやっているからちょっと1杯やっていこうというような新しい一見さんにお店が満タンでお断りするような状況にちょっと迷惑しているような気持ちもありました。
そんなある日、たまたま流れていたブラジル対トルコのグループ予選試合。
何気なくお店のドアも開けておき、外からも少しテレビで試合が観れるような状態でした。
ドアの外にカナリア軍団の黄色いブラジルのユニフォームを来たブラジル人のサポーターが試合を観ています。
なかなかお店に入って来ず、怪しい店だなと警戒しているようでした。
そして、しばらくしてようやく腹を決めて入ってきました。
すると今度は赤いユニフォームを着た、トルコ人サポーターがここでサッカーがやっているぞという事でお店に入って来て、その後からは続々と人が入って来て、いつの間にかトルコ人サポーターとブラジル人サポーターでお店は満員。
外にも人だかりが出来て、バス通りで歩道が殆ど無い場所でしたので、警察が来る程の盛り上がりでした。
2002年、この年は日本で初めてワールドカップが開催されて、世界中から観光客が訪れていました。
それ以降、全ての試合をお店で流すようにして、試合があれば何時でもお店はオープンしている状態にしました。
ブラウン管のテレビもプロジェクターに替えて、お客様がもっと観やすいように、盛り上がりやすいように変更。
ゲームがある度に入り口の外まで人が溢れるので、外に小さい立ち飲み用のテーブルも置きました。
これはバス通りで危険なので、何度も警察に注意されましたが、ワールドカップの期間中は無視。
ポールを立てたりして、バスの運転手からは見えるようにして、何とか安全性だけ確保しました。
ワールドカップが終わっても、このワールドカップをきっかけに多くの近隣に住んでいる方達にお店を認識してもらう事が出来て、その後は急激に客足が途絶える事はなく、何となく軌道に乗っていきました。
その後もスポーツのビックイベントの度に地元の方でお店は満員になるような傾向になり、嬉しい事にワールドカップの観光客だと思っていた外国人のお客様達は、意外と日本に住んでいる外国人も多かったという事で、片田舎であるような立地にもかかわらず、多くの外国人の常連客もゲットする出来ました。
この出来事は私の飲食店経営の大きな転機でありました。
当時、一般的なマーケティング方法でビラ配りや、色々な広告に時間やお金を費やして、正直クタクタな状況から、たまたま吹いた風に乗る事ができ て、状況が一転しました。
私は海外に住んでいて感じますが、今は外国人旅行者のジャパントラベルブームの風が吹いています。
SNSなどでも英語で日本の小さなお店から、ニッチな日本の穴場スポットまで紹介されているのをよく観ます。
これは意外と一時的な事ではなく、ハワイがコロナ前まで日本人の海外旅行の大名詞だった様に、日本はアジアの旅行先のトップに成り上がれるチャンスです。
それどころか今や世界のグルメ旅行といえばフランスやイタリアなどの欧州よりも、何を食べてもどこで食べてもリーズナブルで美味しい日本。
文化や自然を感じる観光がしたければ安全で交通の便も良い日本。
街も綺麗で人もみんな親切だというイメージがあるようです。
こんな流れになっていくと思います。
いや、もう成りつつあります。
日本の飲食店は今はチャンスかもしれません。
逆に立地の悪さがグローバルな感覚を持つ事で変わる可能性があります。
私のこちらのオンラインスクール”ハワイで飲食店起業する A to Z”では、ハワイで飲食店をしてみたいという方達の為の動画になりますが、日本で飲食店をしている方にも参考になります。
興味のある方はたったの500円で観れますので、是非”ビギナー編”から観てみてください。
グローバル観を持つのは今や必須です。
日本にいても海外でお店を経営しているような感覚を持つ事で、自然とグローバル化していきます。
北海道のニセコ等は、冬のシーズンになると外国人だらけで今や日本であって日本でないような雰囲気です。
ドル高でチャンスの今、円を稼ぐのではなく、日本でドルが採れるチャンス。
私も夏に日本に行った時、$2000を円に換金したら30万円になったのをみて、今のドルの力を実感しました。
さらに本気でドルを稼ぎに海外に行こうと考えている方は、是非”アドバンス編”も合わせて受講してください。
そして、海外からの旅行者の宿泊先として民泊を始めてみたいと思う方は、こちらのゼロから始める民泊運営というコースもあります。
さて、これだけ皆さんにドルを稼ぐコースをご用意しております。
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円ではなくドルを稼ぐ方法を身につけましょう!