求められる民泊になろう!
コロナ後に一番やりたい事と言う調査を、アメリカの企業がランダムに世界中の人々を対象に調査したところ、一位は旅行がしたいという結果が出て、逆に一番したくない事の上位に無駄な出張という結果が出ました。
これに対して民泊の仲介業者大手エアビーのCEOブライアン・チェスキー氏は言います。
出張が楽しみだったという人も多かったと思いますが、コロナで出張がいかに面倒な事をしていた再確認されたと思います。
大抵の打ち合わせは、わざわざ足を運ばなくてもZoom等で済んでしまいますから、1泊、2泊の慌ただしい出張というのは減っていく可能性が高いと思われます。
チェスキー氏は出張はなくならないものの、以前とは形を変えると予想しています。
現在、エアビーの調査によりますと民泊の都市部の平均宿泊日数は28連泊という事で、長期間滞在する人が多いようです。
これはコロナ前では28日以上の長期滞在は全体の14%でしたが、現在は24%にまで増えて、民泊全体の1/4になります。
世界的にもコロナの影響で自主隔離などの2週間の待機があったりで、長期的な滞在が余儀なくされている事もありますが、テレワークが可能になった事もあり、出張がてら旅行も楽しむという新しい長期滞在型の旅行のスタイルが出来てきているとも思われます。
この傾向に対して多くの人はコロナ後の新しい旅行のスタイルのムーブメントになると言われています。
コロナがこのまま終息していく事を想定すると、来年の夏休み頃には仕事と旅行を組み合わせた国内外からの旅行者に対して、快適に長期間滞在できる民泊が求められていくかもしれません。
ただ、長期間の旅行というのはそれだけ宿泊費などの費用もかかります。
その点に関しては、長期間自宅を空けている間、自宅を民泊として貸し出すことが出来れば、その利益で旅行の費用を賄う事が出来ます。
ハウススワップというものもあり、旅行先としていきたい所の家と自分の家を一定期間交換するというマッチングサービスも近年注目されています。
いずれにしてもコロナ後の働き方や旅行のあり方は大きく変わりそうです。
この流れは世界的な事なので、程度や質の違いこそあれ、少なからず日本にも影響を及ぼすと考えられます。
企業の中にはコロナ終息後は完全にコロナ以前の状態に戻そうと言うところも多いと聞きますが、こういった発想は人材の流失に繋がる可能性があります。
コロナの最中の新入社員は今がスタンダードなので、従来のあり方を絶対視する事はありません。優秀な人材を引き留める為にも企業は柔軟な働き方が出来る体制を構築する事が必要になってきます。