沖縄に行こう!
さて、沖縄に行った事はありますか?
私は行った事はありませんが、言わずと知れた温暖な島国のイメージですね。
日本の南に位置し、独特な雰囲気と独自の歴史を持つ沖縄。
一度は訪れてみたいと思う神秘の場所です。
この沖縄が今、日本の観光発展に一役なろうと注目を浴びている事はご存知の方も多いのではないでしょうか?
沖縄の人の中には観光の発展と共に経済も良くなると期待する人もいれば、人が増えて問題が起きることに反発する人もいると思います。
2019年からコロナによって旅行状況は大きく変わりました。
ホテルの値段は2倍3倍に上がっているところもあるくらいです。
私の住むアメリカのハワイ州は観光地として世界的にも有名ですが、2020年はコロナにより観光収入は激減しました。
2021年にはアメリカ本土からの国内旅行客で賑わい、2022年には世界中から旅行客が戻りはじめました。
しかし日本からの観光客はというと、コロナ規制が緩和された後も戻らず、ハワイ全体の観光客数のおよそ2割を占めていた日本人の姿は未だになく、パンデミック前までは年間160万人来ていた日本人観光客は、今年の2022年にはその約10%程の15−16万人にまで減少したと予想されています。
これは日本にとってもハワイにとっても本当に大きな変化だと思います。
2022年、ハワイはアメリカ本土からの観光客を中心に、アジアからは中国や韓国からの旅行客が多く、ヨーロッパや南米などからも多く訪れ、蓋を明けてみれば過去最高の観光収入になりました。
しかしその反面、面白い事が起きています。
通常はこの年末年始、ハワイのホテルは殆ど空室がない状況というのが通例ですが、今年はホテルの空室が目立ちます。
この異例の状況にハワイのラグジュアリーホテルや有名ホテルを中心に、年末最後の土壇場で値下げ合戦やお得なサービスで、何とか空室を埋めようと必死です。
宿泊料金を3泊したら1泊無料などのサービスをして、地元ハワイに住む人達にターゲットをスイッチするなどして、この状況を乗り越えようと努力しています。
通常なら年末年始は日本からの観光客で賑わうハワイですが、パンデミックが明けた2022年年末も日本からの客足は途絶えたままというのが大きな要因の様です。
日本人はどこに行ってしまったのか?
円安で海外旅行を控えているのか?
アメリカや世界中がインフレになる中、日本だけが取り残されている様なイメージがあります。
同じアジアの中国や韓国とも状況が変わってきました。
アジアの中でもGDPが一位で、豊かな国としてアジアの覇権を握っていた日本は、このパンデミックで
一気に影を潜めてしまったのでしょうか?
しかし、日本も日本で考えています。
国内の需要を伸ばそうと言う事で、大きく期待を寄せているのが日本の観光産業です。
その中でも沖縄が最も注目を浴びていると言っても良いでしょう。
その理由として今、海外旅行に行きにくくなった日本で、沖縄には海外の様な雰囲気がある事。
修学旅行で海外に行っていたような学校も来年から沖縄にするところも多い様です。
沖縄をハワイの様にしようという計画もあります。
ハワイは過去にアメリカの州になった事によって、元は農業しか主だった産業がなかったところを、観光の為にデザインされた場所です。
沖縄は今でも観光地としても有名ですが、実際には宿泊施設や観光の為の整備はまだまだ整っていないのが現状の様です。
これから急速に観光の為の整備がされていく事は間違いないと思います。
民泊運営をしていくには間違いなく期待できる場所です。
ハワイと沖縄、何だかとても似ている様に思えます。
両方に共通する大きな事として、アメリカ軍の基地があるのもその一つです。
歴史的にも深い戦争の傷跡があり、それぞれの島民の思いも複雑でしょう。
そんな事を世界中に伝えるきっかけに観光を通して出来る事が一つの望みでもあります。
ハワイは海外からの旅行客だけではなく、アメリカ本土からの需要も非常に強いです。
特にパンデミック中を支えたのはアメリカ本土からの需要です。
人は旅をしたがる生き物で、それは太古の昔から変わりません。
人間には旅が必要なんです。
旅行というこれからもニーズのある産業で国内の需要も伸ばす事は日本には必須の課題です。
そして今、日本は海外から最も注目される観光スポットです。
世界有数の自然と、島国ならでは海の幸。
雨が多く、農作物も豊富で、どこへ行っても美味しい物が食べられる。
2000年以上の歴史もあり、古くて美しい建造物も多く残っています。
これだけの観光資源がある国は世界中みても数える程度でしょう。
日本の避けては通れない問題として少子高齢化で人口も激減している中で、これからの10年でどう変わるのかは大きな課題です。
現在1億2500万人の人口の日本は10年後には1000万人も減って1億1500万人になると予想されています。
そして、2050年にはその1億人を下回る予想です。
そう考えると、国内の強い需要の基盤になるものは今から考えていかなければいけません。
観光というのは外貨を手に入れる事のできる重要な産業です。
これから沖縄がその日本の観光発展の中心として、どの様な道を進んでいくのかが今後の重要なポイントになってきそうです。