エアビーの手数料を理解する

こんな事を考えた事はありますか?

エアビーに手数料を取られるくらいなら、予約を入れてくれたゲストと直接交渉してやったら方が儲かるんじゃないか?

ホストがエアビーにリスティングする場合は無料で出来ますので、このツールを使ってゲストを無料で見つけて来てくる事が出来ます。

このマッチングをしてくれるサイトは住宅宿泊仲介業者といって、皆さんもご存じのエアビーが世界的に一番有名です。

エアビーはリスティング数2021年現在700万件で、圧倒的に民泊仲介業者世界ナンバー1です。

エアビーは昨年の同時期に600万件だったリスティング数が、このコロナが猛威を振るっていた2020年からの1年間にもかかわらず、100万件も増えて今もなお猛烈な勢いで増え続けています。

とは言っても、何もエアビーだけが宿泊仲介業者な訳ではありません。エアビーの他にも次に有名なのが業者ナンバー2のHome Away、アジア圏に強いAgoda、日本ではSTAY JAPAN、スペースマーケット等、沢山あります。

皆様の条件にあった仲介業者をお選びすればよいわけです。

リスティングはそれぞれ無料のものから有料のものまであります。

 

私が民泊を始めた10数年前はバケーションレンタルの会社はありましたが、現在のような住宅宿泊仲介業者と言うものは基本的にはなく、Craigslistというオンライン広告掲示板を使ったり、アメリカの日本人向け広告サイトのビビナビを使ってリスティングして、お客さんと直接コンタクトをとっていました。

これらは無料でリスティングする事が出来ますので、手数料等も一切無いです。

皆さんはエアビーのホスティングのリストを見た事はありますか?

見ていると楽しいのもですが、意外と高いなぁと思う事もしばしばです。

エアビーのリスティングの興味があるものに日程を入れて金額を見ると、1日の宿泊料X宿泊日数に加えて、清掃料金とサービス料が加算されてこれによって金額が大きく変わってしまいます。

清掃料金はホストが自由に設定できます。

高すぎてもゲストが心変わりしてしまう原因にもなります。

部屋の広さや、もし外注する場合にはその費用によって検討するのが良いと思います。

そしてサービス料はゲストがエアビーに支払う手数料で税金を抜いた合計額の14.2%未満が請求されます。

これらがゲスト支払う合計金額、1日の宿泊料X宿泊日数 + 清掃料金 + サービス料 + 税金です。

ホストが支払う手数料は、上記の税金分を抜いた残りの金額から3%をホスト手数料としてエアビーに支払います。

何が言いたいかと申しますと、これらの手数料を引かれて目減りしたものがあなたの収入になり、更に地域毎に決められた税金も支払うので、手元に残るのはその税額も多めに20%とみて、ゲストが支払う合計金額の60%くらいが利益として残ります。

この手数料というのは主にエアビーのサポートと保険が含まれます。

以上を想定した上で民泊の収支を考えていく事が非常に大事になってきます。

これらを無視して、ゲストと無断でコンタクトをとって集客につなげる事は、一見できそうですが、エアビーの自動AI検索が働き、メールの内容が削除されたり、最終的に違反行為として発見される事が多いです。

この手の誘惑はホストをしていると特に集客が難しい時期等、最近では2020年コロナで1年間集客が厳しかった時期には、ゲストの方からエアビーのリスティングを見て、持ち掛けて来ることはしばしばあります。

しかし、こういう発想のゲストの話に乗ってしまって、エアビーのサポートと保険を無しに受け入れてしまうのは、後々トラブルになって下手すると自分が損害を被る事になりますので絶対にお勧めできません。

何も真面目ぶって行っている訳ではございませんが、このサポートと最大一億円までの損害に対する保険は精神的にも捨てがたいものだと思います。

ゲストを迎えている間も安心して民泊運営が出来るよう、ルールは守って安全に運営していきたいですね。