貯金をするなら運用だ

借金、ローンは悪くない。

貯金だけでは資産は作れない!

昔から言われていますが、貯金をしなさい、何かの時の為に。

貯金が無いと将来は大変だよ、年金だけでは暮らしていけないからね。

 

さて、皆さん月にいくら貯金していますか?

月に10万円貯金する?

かなりきついですよね?

生活費がある訳ですから、2-3万円がせいぜい良いところでしょうか。

5万円大したものですよね?

でも考えてみてください、貯金って貯まります?

頑張って貯金して1億円貯めました。

聞いた事ありますか?

例えば、月に3万円づつ22歳から定年を迎える65歳まで真面目に貯金したとして44年間、途中使ってしまいたくなる事もあるかもしれませんし、何かで必要になってくる事もあるかもしれませんが、ちゃんと真面目に貯金したとして1584万円。

人生90年とも言われる現代で、65歳から残りの35年、たったの1584万円ではたして十分に暮らしていけるとおもいますか?

不可能ですよね?

年間にすると45万、月にたったの3万7千円。

もちろん年金もありますが、正直これから先、十分に貰えるのか?

貰えればまだ良いですが、それだけに頼って生活していけるでしょうか?

 

貯金=将来は安心なんていうのは嘘です。

大嘘!貯金をしているという安心感はまやかしです。

貯金をして得をしているのは銀行です。

銀行はそのお金を他の人に貸して、もっと多くの利益を得ている訳です。

これは銀行や国が得をする為に作られた流言です。

これは話せば長くなりますので、今は触れないでスルーします。

 

ならばどうすれば良いの?

貯金したら、しっかり運用していくことが大事です。

貯金したら運用して増やす。

そうしていかないと定年後は悲劇が待ち受けていることは間違いないです。

 

では、借金やローンはどうか?

この話をした後に矛盾しているかもしれませんが、私ははっきりそれは悪くない!

借金、ローンは悪くないです。

でもそれは、やり方によってです。

 

簡単に説明しますとビジネスをする為に1000万円借金をする。

例えばイタリアンレストランをやりたいと思って自己資金200万円で1000万円は借金して、初期投資1200万円で開業したとします。

初年度、まずまずお客さんが来てくれて500万円の利益が出たとします。

200万円投資して最初の月に500万円になった。

300万儲かったということなので2.5倍になったということです。

これを銀行に200万円貯金していたとして、それが1年経ってせいぜい利子は0.1-1%くらいでしょうか?

200万が1%として2万円。勿論、何もしないで2万円儲かったという事ですから、行動を起こして起業して借金までして300万円儲かったという事とは違います。

でも、労力は全然違いますがこの投資によって、行動を起こした事によってお金の増え方が何百倍も変わっている事は確かです。

 

では住宅ローンは?

住宅ローンでなくても家賃でもどちらでも良いですが、これは前者と違って何も生まないのでただの負債です。しかし人間は食べて、屋根と壁がある住居に住んで、洋服を着て生活する。

これは必要最低限、人間が生活していく上で必要です。

皆さんも収入の殆どをこの衣食住に使って、残ったお金で旅行を楽しんだり、映画に行ったり、友達と食事を楽しんだりしているのだと思います。

そして、その最後に残った僅かなお金を貯金に回すという方も多いのではないでしょうか?

いや、私はまず貯金をして、残ったお金で生活をしていますという人は、かなり投資家マインドが形成されて素晴らしいひとです。

が、殆どの人は残ったお金を貯金して、投資をするなら有名な誰かが勧めている長期型のファンドみたいなものに投資をするというパターンが殆どだと思います。

このパターンですと大して最初にお話ししました貯金型と変わりはないです。

投資しているよと言われてみればしているけど、でも実際は自分であまりコントロールできてはいませんよね。正直、何に投資しているのかも良く解かってないなんて人も多いかもしれません。

ならばどうするか?

投資もあまり自分でコントロールできていないし、起業して大きなリスクを背負い、レバレッジを利かせて資金を自分で増やしている訳でもない。

ならば多くの人が人生で大きなお金をかけるところの家賃や住宅ローンに目を向けてみましょう。

 

住宅ローンはそもそも、人生最大の負債です。

でもこれは何もしなければの話で、ただ住んで毎月ローンを払い続けていれば出ていくだけです。

考え方によっては30年ローンで30年後にローンを完済できれば資産になるという事ですが、大事なのはその時の価値です。

30年経てば建物の価値は日本ではほぼゼロになっていて、土地だけの価値が資産になる。

30年前より上がっていればラッキーですが一概にそうもいかないでしょう。

そして銀行はこう言ってきます。

30年経って家も老朽化していると思いますので、また新たに融資いたしますので建て直してみてはいかがですか?

そしてまた新たにローンは続きます。

 

アメリカでは多くの投資家達が最初にする事はまず不動産を買い、それを負債ではなく資産として運用し支出をコントロールする事です。

多くの人が投資をする為に収入を上げよう、もっと貯金を増やして少し貯まったら、良く解からない誰かがお勧めしているファンドや、少額から投資が出来る何とか株に短期で投資して増やそうとか考えます。

それは運が良ければ1度や2度はギャンブルの様に増えるかもしれませんが、そう長くは続かないでしょうし、何とかファンドも誰かが良いって言っているからとか、誰かに勧められたからというのは要注意です。

それはその進めて来た人の利益になるものですか?

いくら信用できる人だからと言っても、そうそう人の将来のお金の事までタダで親身に考えてくれる人なんて少ないと思います。

もし、既に始めているとしてもそれが自分の収入が無くなる定年の時にいくらになっているのかは、再確認した方が良いです。

投資や運用はプランが大事です。

まず、自分の収支を再確認し自分が出来ることを知る事。

その中で自分でコントロールしながら、投資や運用をしていく事で、人生に余裕が出来てくるのだと思います。