Live-in House Flips

アメリカの不動産投資法でLive-in House Flipsと言うものがあります。

その言葉の通り、住みながら家をひっくり返しでぶっ壊す訳ではなくて正にその逆、住みながら自分のDIYスキルで家の価値をぐんぐん上げていく投資法です。

DIY好きの私にとってこの投資法を聞いた時は正直大興奮しました。

Live-in House Flipsは、私が不動産投資にのめり込むきっかけとなりました。

 

こんな楽しい事をしながら生活している不動産投資家が、アメリカにはものすごく沢山います。

私、トシ伊藤はまだまだそれだけで生活していけるだけの器ではないので、現在はLive-in House Flipsをしつつも、本職はまだ飲食店経営をしています。

 

このLive-in House Flips、ある程度のスキルは必要になってきますので、常に学ぶ気持ちが必要になってきます。

そして、Live-in House FlipsでEquityを上げて行く訳ですが、これは日本語で言うところの資産価値です。

Equityについては以前メルマガやブログでもお話ししました。

Equityについてはこちら

 

Live-in House Flipsの大きなメリットとして、売却時の値上がり(キャピタルゲイン)に対する税金の控除があります。

具体的には既婚者は$500,000、未婚者は$250,000の税控除です。

日本円で6000万円、3000万円位です。

つまりこれだけ値上がっても、それに対する税金はかかりません。

しかし条件があり、売却前の5年の内2年間は賃貸せずに自分達が住んでいる事が条件です。

ですので、最速で2年経ってしっかりゲインが出せれば売れますし、もうちょっと待ちたいのであれば最高で3年間は賃貸しながら待つ事が出来る訳です。

 

住みながら、あれこれ常にアップグレードしていきます。

最近のアップグレートではシャワールームを付け足しました。

最初にシャワールームの新設費用を見積もってもらった時、うーん大体$20,000位(日本円で250万)だねと言われ、直ぐに自分でやると決めました。

私が出来るんじゃないか?と半分確信が持てたのは、YouTubeのおかげです。

今は本当に便利な時代になりました。

以前だったら諦めて、仕方なく$20,000支払って造ってもらって、その間どうやってやるのかじっくり観察して、次回は自分でやってみようなんて考えていたでしょうが、今はYouTube先生がいます。

今はYouTubeで検索すれば、その道のプロが優しく解説しながら解かり易く教えてくれます。

おかげで今は、シャワーを造る現場で数回働いた事のあるぐらいの知識と技術にはなったと思います。

実際は1回造っただけですが、その前のYouTubeでの予習と観察が効いているので、実際に1回だけ造ったことのある経験値より、遥かに上を行っている自信はあります。

 

私は元々、料理人の世界にいましたので一応元職人の端くれです。

若い時は和食の世界では観て覚えろとよく言われました。

大した経験もさせてもらえずに、観ただけで覚えろなど理不尽極まりないと、当時まだ半人前の若造の私は、その言葉の意味をよく理解出来ずにいました。

これは実際どういう事かと言いますと、観ていただけで出来る様な簡単な事をしている訳ではない事はわかるだろう?と言う事でして、ならば自分で営業時間以外のところでしっかり練習して来いと言う事です。

ですので、YouTubeで数回観たぐらいで、動画の様に簡単に出来る訳がないって事ぐらいは十分わかっています。

実際に動画の中でやっているのは多くは熟練された職人です。

観て、頭で理解した後には、必ず実践してみる事が必要です。

プランビング屋や、大工さんからのアドバイスもいただき、壁を造るところから初めて、よちよち歩きで半年位はかかりましたが、先日ようやく完成しました。

3年前に$755,000で購入したLive-in House Flips物件の資産価値は、現在$1,000,300までなりました。

つまり値上がり益(キャピタルゲイン)は$245,300です。

日本円で約3000万円位です。

1年間で資産上昇が1000万円、これがアメリカ不動産投資のパワーです。

アメリカでも日本でも、土地の価値や値段が上がっていく事はありますが、建物の価値は日本では築年数と共に落ちていくのが一般的です。

しかし、アメリカの場合は築年数に関係なく、アップグレードさせたり部屋数を増やしたりすることで、建物の価値は一気に上がります。

実際にアメリカに住めば、誰でも出来る事なのですが、それはそう簡単な事ではないと思います。
私もそこは本当に苦労したところなので良く解かるところです。

アメリカ不動産については、日本に住んでいた時、話には聞いた事はありましたが、実際には気付きませんでした。

ただ、日本に住んでいてもアメリカ不動産の方法で資産を形成していく方法はありますし、やっている方も沢山います。

代表的でお勧めなのは、何度も言っていますが、ハウスハックです。

この投資法は、日本では概ね民泊と言われています。

アメリカではハウスハック=民泊だけではありません。

ハウスハックには、色々なタイプがあり、多くの不動産投資家が最初にする投資法です。

ここで得た経験が後々、不動産投資に活きてきます。

アメリカ人と日本人の投資に対する感覚にも違いがあります。

金銭感覚も私がアメリカに来た当時は、アメリカ人はケチ、日本人は太っ腹と、最初は思いました。

レストランで働いていた時も、意外とチップをくれないアメリカ人に対して、チップは20%と書いてあれば、素直に20%払ってくれる日本人は太っ腹だと思っていました。

でもこれは、20%のサービスの価値を感じてないのに何で20%払うのかという、アメリカ人の余計なものは払わないと言う性格の違いと、徹底して価値を感じた物にしか金を出さないと言う、金銭的教育にもあるのだと今は思います。

そして、20%のチップを払わされ、二度と行くかという日本人に対して、アメリカ人はまた来るのです。

投資には日本とアメリカでは大きなマインドの違いがあります。

投資に対する考え方、教育が全然違います。

私はアメリカに来て15年になりますが、アメリカ人の若者は大学生や社会人になる早い段階から、何かしら投資を始める事が少なくありません。

私は30歳でアメリカに来たので、アメリカ人と比べて10年投資を始めるのが遅れたと今でも思っています。

ですので現在アメリカ人の35歳くらいの投資家レベルです。

私が日本の若者にこの話をすると、日本では初任給が少ないから投資に回す余裕は無いとか、アメリカは景気が良いので、初めから給料が良いのでは?とか、そんな風に言われます。

でも、そういう事では無いのです。

日本もアメリカもスタートは一緒です。

日本では積極的に教えてくれる人が周りに少ないと言うのもありますし、投資に対する教育や知識が違いすぎるのです。

そんな事が、私がこのメルマガやブログを始めようと思ったきっかけです。

まだまだ未熟ではありますが、今後も出来る限り多くアメリカ不動産投資について、身を持って体験している事を発信していきたいと思っていますので、今後とも読んでいただけると嬉しく思います。

また、メッセージやご感想、アメリカ不動産やDIYについて、こういう話が聞きたい、又はこんなことしてみたらどうだ?などのご意見、ハローだけでもこちらinfo@diyfudosan.comに送っていただけました、1つ1つ読ませていただきお返事させていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。