民泊のすすめ
民泊の話をする前に、ちょっと投資に関する話題からお話しします。
どうしたら投資に回せる様な資金が作れるのか?
これは私もいつも考えている事です。
基本的には資金が潤沢にあって、まとまった資金を一括投資できる方はそのリターンの利回りがいくらになるかにフォーカスする事になりますが、この様な状況の人達だけが、投資をする事が可能なんだと思い込んではいないでしょうか?
現実はその真逆で、むしろ初めから投資資金がある人の方が珍しいです。
では、潤沢な資金などなく、どうやって投資をしたら良いのか?
この様な状況の人には、長期的な投資法しかありません。
長期的投資法とは、積立式投資とかドルコスト平均法ともいいますが、つまりは一定額分を毎月買って投資すると言う方法です。
これの良いところは市場に左右されずに株価が上がれば買える量も減りますが、下がれば沢山買えるというところと、もし株価が暴落しても少しずつ投資しているので被害も最小限に抑えられて精神的なダメージも少ないという事です。
しかし、実際にリターンを使える様になるまでには時間がかかります。
そのためには、目標が必要です。
自分の目的や年齢にあった、現実的な目標です。
目標に達した場合、投資金額に対して年間4%づつ引き出していても投資元本は減ることはありません。
例えば5000万円投資した場合、その4%の200万円を一生毎年引き出す事が出来ます。
では、本題に戻りますが、どうしたらこの投資資金を生み出すことができるのか?
日々の生活で精一杯で投資を始める余裕なんて全くないよ。
そうなんです、その通りです。
その気持ちは良〜く分かりますし、確かに私もそうでした。
私のマイホーム運用E -Bookを読んでいただいた方は、覚えていてくださっているかもしれませんが、私は15年前までは明日の生活もままならない様な生活をしていました。
まず、始めたことは何度も言っていますが支出の見直し。
特に先日もお話ししましたが、生活する上で大きな6大支出の見直し。
https://diyfudosan.com/無敵のギャンブラー/
その最も効果的な方法として私は民泊を運営する事をお勧めしています。
その理由は衣食住の住という生活する上で最も大きな支出、住宅ローンや家賃を軽減する事が出来るという事。
場合によっては住宅ローンや家賃を支払った上に、利益が出る事もあります。
上手に運営する事が出来れば、ちょっとした副業以上の成果がでます。
そして、その減った分の支出や利益から、まずは最低3ヶ月分の生活費だけ貯金します。
その後は貯金を続けていくのではなくて、年利4%以上の利回りがある物に投資するのです。
但し、銀行や証券会社に行って彼らの勧めてくる投資信託に投資したり、保険業者に連絡してエージェントが勧めてくる積立式の保険等は避けるべきです。
勿論、良いものも沢山ありますが何十年も引き落としが出来ない積み立ては、かなりの覚悟が必要です。
ある意味、他に良い投資先を見つけても資金を動かす事が出来ないので、チャンスを逃してしまう事にもなり得ます。
この様なエージェントや窓口で勧めてくるものの多くは、本来自分が貰えるはずの利益を、上手い事を言われて手数料という形で持って行かれてしまいます。
年間の利回りが7%以上の投資案件も疑ってかかって良いと思います。
平均して年利4〜7%くらいが常識的です。
かといって、投資の事は良くわからないので、銀行に貯金したところで日本の銀行では定期でも年利0.002%が良いところです。
年利0.002%って100万円預けてわずか20円です。
何かで手数料を取られたらすぐに元本割れです。
1年間銀行に100万貸しているのに利子が20円ってそれはないでしょう。
銀行に預金するということは超低金利のものに投資しているという事です。
それでも、安全な銀行に入れておくのだから手数料として取られても、多少は仕方ないと思うのであれば、それはそう思うのも理解は出来ます。
しかし、出来たらただ寝かしておくのはもったいないです。
私の父も、私の妻も元銀行員でしたが、基本的にお金は必要な金額以上は銀行には貯金していません。
必要なお金と数ヶ月分の生活費以外は出来るかぎり投資に回しています。
銀行は使いようです。
最低3ヶ月分の生活費を貯金していれば十分です。
最低3ヶ月分、もちろんそれ以上でも構いませんが、自分に何かがあった時に投資金に手を出さないようにする為に最低3ヶ月分の貯金と言っています。
投資で一番効果的な方法は複利の力を最大限に使う事。
例えば1000万円を複利で運用すると30年後4000万になります。
なんと何もしなくても自動的に4倍になる訳です。
これを加速させる為に貯蓄しながら元本も増やしつつ、運用していきます。
こんなお金の話を私達が子供の時に誰かが教えてくれたでしょうか?
私はとても大事な考え方だと思います。
根本的に今まで気付かないうちに自分のスキルを伸ばす事だけに教育されてきました。
今でもそれが常識的に当たり前だと言われています。
どういうことかと言いますと、人的資本のみに頼って生きてくように教え込まれていて、投資資本を積み上げていく事によって、人生の自由度が増していく等という様な、実際に生きていく為の知恵は全く教えては貰えないのです。
将来、大人になると競争社会が待っていて、人を蹴落としてトップに立つ事だけが成功として認められる唯一の方法であると教わって来ました。
その為に勉強して頑張れと。
でも、私は疑問に思っていました。
一部のトップに立つ人間だけが幸せになれて、他の者は幸せになれないのだとしたら、学校でトップに立てないのだとしたら社会に出てもトップにはなれないじゃないだろうか?
学校のクラスメートの殆どが、幸せにはなれないのだろうか?
私は高校時代、落ちこぼれと言われる様な部類でした。
先生や大人からは、おまえはこのままだとろくな人間にならないぞと良く言われていました。
当時、まだ良く解からない社会に対して物凄く恐れがありました。
そして、社会に出たら年金さえ払っておけば将来は大丈夫だからと言われ、今でも30年近く払い続けていますが、年金だけ払っておけば大丈夫なんて思っている人は今では誰もいません。
今思えば、本当に当時は皆そう思って信じて払い続けていたのかもしれません。
それか私の周りにはそういった金融の知識が低い人しかいなかったのでしょうか。
その時に分かっていて、違うものに投資しておけば今頃物凄い事になっていたかもしれません。
31歳でアメリカに来て、まずアメリカ人の投資に対する意識の高さに驚きました。
それも自分よりも一回り以上年下の大学生でもしっかり投資の知識は持っています。
投資というと当時の私は、株の事しか思いつきませんでした。
アメリカ人にとって投資とは、株や不動産は勿論ですが、時間や自分に対しても投資という言葉で話します。
つまり資本という意識がしっかりあって、人的資本と投資資本に分かれて理解しています。
人的資本とは自分の能力、労働でお金を稼ぎ、その一部を少しづつ投資に回していき、投資資本を大きくしていく。
人的資本のパワーはやはり物凄いですが、時が経つにつれて投資資本がパワーを発揮して来ます。
その頃には人的資本をスローダウンさせて、その分を何か違う事に使ってみようと思った時に、今度は投資資本がカバーしてくれるようになって来るので、今までと違う事に挑戦してみたくなったとしても、経済面を気にする事なく挑戦する事が出来ます。
結果として人生を自由に生きていく事がより可能になるという事です。
この考え方が分かるまでに、アメリカ人と比べると13年の差がついていた事に当時私は、なんでもっと早くアメリカに来なかったんだろう、なんで日本では誰も教えてくれなかったんだと、悔しい思いをした事を覚えています。
自分で決めて、自分で動く事が何よりも大事な事です。
失敗する事もありますが、それも経験です。
是非、人的資本と投資資本という感覚を持って自己資本という物を意識するようにしてみてください。
きっと色々な考え方や、自分に対する見え方もまた変わって見えると思いますよ。
では、また!