アンダーテーブルなエアビー

前回もお話ししたように、ハワイは昨年2019年10月にハワイ州より下された突然のバケーションレンタル法の改正により、ショートタームのレントに規制がかかり、パーミットを持たない物件又は、ワイキキの一部クヒオ通りを境目にそれより海側の一部のエリア以外のハワイ州全土の30日未満の短期のバケーションレンタルが禁止になりました。

これによりハワイにあるエアビー物件8000件のほぼ全部に被害が及び殆どの物件がクローズ又は、30日以上の長期のみの営業に変更せざるを得なくなり、約1年が経ちました。

 

私はこの1年どうしていたかと言いますと、長期滞在型に切り替え30日以上の予約も何度か入りましたが、コロナの影響ですべてキャンセルになり、毎月$2000-3000あった収入はゼロ。

思い切って半年、1年以上のレントに対応する事も考えてリモデルする事にしました。

具体的に新たに室内にシャワールームを増設、ストレージ増設、プライベート感を増すためにゲートを増設、家具を全部交換、ドアや窓の修復等、殆ど全部です。

この辺についてはまた別の機会にお話しするとして、今回はそんな時でも予約は入って来ると言う事をお話しさせていただきます。

よくある事ですが、こんなコロナ渦の中しかも長期で中々予約が入る訳がないと思いがちですが、ハワイという場所柄なのか、海まで歩いて行けるという立地もあって、地元の方達からもメッセージをいただきます。

そしてその多くが長期で泊まる事に対しての値引き交渉です。

長期で泊まる場合はエアビーの設定で必然的に安くなりますが、それ以上の値引きと言う事です。

多少の値引きは考える事がありますが、中にはエアビーを通さずに交渉してくる場合もあります。

つまりはエアビーの手数料は払いたくないので、エアビーには内緒でやろうと言う事です。

これで交渉してしまうと何かあった時にはエアビーは助けてはくれませんし、その取引はエアビーのプラットホームを使って堂々としてきます。

ひょっとしたらエアビーの監視に見られてないとも言えないし、色々な事が不利な状況が想像できます。

どうしても予約が入りにくい状況だと、苦し紛れに魔が差して喉から手が出てくる気持も分かりますが、これは絶対にお勧めできません。どうしてもやりたいのなら、Creigslistやほかのプラットホームを使ってやる事をお勧めします。

何も真面目ぶってお話している訳ではありませんが、何と言ってもエアビーの補償が使えなくなってしまうのは痛いです。

単純にお部屋の何かが壊された、盗難にあった等というだけでも、このわずかな手数料に最大で1億もの保証が付いています。

それに加えて自分が対応出来ない様な問題が起きた時でも、エアビーのスタッフが対応してくれます。

以前こんな事がありました。知人が1人旅でアメリカのちょっと田舎町まで来たときに、夜遅くに到着した事もあり予約を入れていたホストの家に着いたが連絡が取れず、家の中に入る事が出来なくどうしようかと困ってしまい、カスタマーサービスに連絡したところ、直ぐに近くにあるモーテルまで電話で誘導してくれて無事に一晩過ごすことができました。

しかもモーテル代までエアビーが負担してくれて、その対応法にとても安心できたと聞いた事があります。

逆にホストがゲストに対して何かがあった場合にも対応してくれます。

これはエアビーの大きな魅力です。

これがあるからどんなゲストが来ても安心して対応できる訳です。

 

皆さんもエアビーをやっていてもし、この手のゲストからエアビーを通さずに値段交渉してくるゲストがいたら、要注意です。

どうせ予約も入ってないしなんて気持ちで、まあいいかなんてアンダーテーブルで予約を受けてしまわない様に気を付けてください。

むしろそんな事をエアビーのプラットホームを使って交渉しようなんて考えるゲストは、あまり良いゲストでは無いでしょう。