自分でやるが〇
アメリカではホームセンターがとにかく多い。
一番最初、ハワイに移住してきた時にアメリカ人は日曜大工が皆好きなんだな。
どこに行ってもホームセンターが町に必ず1つはあるし、とにかくデカい。
平日にもかかわらず店には沢山お客さんがいるし、皆マニアックなセクションで腕を組んで物色している姿をよく見ます。
そう思ったものですが、1年もしないうちに直ぐにその理由が分かりました。
とにかく、アメリカの家は比較的造りが簡単に出来ていて、築50年以上なんてざらにあります。
築100年なんて言うのも珍しくありません。
ちなみに私の家も1920年代に造られた家ですが、見た目は精々築30年位に見えます。
私の家の向かいの家も、斜め向いの2件も同じ頃に出来たものだと思いますが、見た目はそこまで悪くありません。
もちろん、3件とも人は住んでいます。
古いとなるとそれなりにメンテナンスは必要です。
アメリカでは家のちょっとした所が壊れたりして、それを頼んで直してもらうとするとすごく高い。
そして頼んでやってもらっても、大して上手に出来てない。
つまり、日本人が思うあのクオリティーでは全くない訳です。
えっ、これで直したの?みたいな感じです。
思わず文句でも言おうもんなら、じゃあ他で頼めよとでも言わんばかりです。
とにかく日本人的な感覚では考えられない事ですが、直ってないくせにお金はしっかり請求してきます。
値段は日本の3-4倍が当たり前。
ボッタクリとしか思えないです。
アメリカで生きていく為にはある程度のDIYスキルは必要不可欠だと言う事が直ぐにわかりました。
案の定、私はそういう事が嫌いではなかったので、今では取り合えず今は自分で直してみて駄目ならプロを呼ぶという様にしています。
賃貸している物件なら大家が直してくれますが、持ち家の場合や投資物件等の場合は自己負担です。
良いコンストラクターや大工の様なハンディーマンも知っておく必要があります。
特にハワイの場合、明日工事の予定なのに大工が来ないなんて事は日常茶飯事です。
小学生の様に今日はお腹が痛いからいけませんなんて言い訳してきます。
そして少し大きな工事になると、現場監督の様なつまりジェネラルコンストラクターが必要ですが、良いジェネラルコンストラクターがいない場合は最悪自分がやる事もあります。
ここまで来ると日本人としてはそんな馬鹿なと思うかもしれませんが、これがアメリカでは良くある話です。私も最初は腹が立つ事ばかりでしたが、今では少し慣れました。
ホームセンターに行くと、レンタルツールの所にショベルカーやブルドーザーが置いてあって、2時間から借りれる様になっています。
こんなの借りる人いるのかな?と思っていましたが、今はそれも納得がいきますし、近所の人が借りて来て庭をほじくっているのを見たことがあります。
そんなアメリカにおいて、やっぱりDIYは必要なスキルです。
無くても良いですがその分お金はかかります。もしアメリカに将来住もうと考えているなら、知っておいて損は無いはずです。
なのでアメリカ人のDIYスキルは一般レベルで高いです。
車についても同じことが言えます。
しっかりメンテナンス出来れば、長く使えます。
今ではYouTube等があるので、人がやっているのを参考にして、ツールを揃えてプランしてやれば大概の事は自分で出来ると思います。
まずは自分でやってみて、色々と学べる事も多いはずです。
楽しみながら出来れば尚更です。
失敗したら、プロに直してもらう。
それを良く見て研究し、一度失敗しているので、なるほどと思うはずです。
そうしてDIYスキルはあがっていくものです。