ハウスハック
皆さんはハウスハックと言う言葉をご存じだろうか?
近年アメリカ人の若者の間で資産形成や、将来に対する意識の高い考えを持つ人達が、行っている投資法です。
とは言っても何も複雑な事ではありません。
若い頃から不動産を購入して、賃貸して利益を出す方法の事です。
若い頃は働き始めは給料もあまり高くはないので、毎月ローン(アメリカではモーゲージと言います)を払うのは大変で、ローンの為に働いているような感じになってしまいます。
ならば、部屋の一部を賃貸し(つまりルームシェア)自分の代わりにローンを払ってもらうという考え方です。そうすればローンの奴隷にならなくて済むし、アメリカでは不動産の価値は殆どが下がることなく上がっていきます。
長年持ち続ける事で価値は2倍3倍になる事もあり、含み利益として大きな資産になっていきます。
これを数件持つことが出来れば、リタイヤする頃にはある程度の不動産資産があり、有意義に老後を過ごせます。
それと同時にアメリカ人は本当に仕事を良く替えたり、仕事を辞めて長期休暇をとったりと言う事を良くします。
何故そんなことが出来るのか?
仕事を辞めてしまったら、貯金がある程度ないと厳しいのでは?と思いますが、そんな時でも最低限、家のローンは他人が払ってくれているので、自由に人生をその時々で選べる余裕がある訳です。
日本に生まれた私はいつも両親に仕事は一生ものだ。
一度始めた仕事は定年までやりきらないと、途中で再就職しても年下にこき使われてみじめだぞと教わりました。
確かに昔はそうだったのかもしれません。
私は31歳でアメリカに来たので、31歳で再就職しましたが、全くそんな事はなかったです。
日本で高校を卒業して、31歳を過ぎてから働きながらアメリカの大学にも行きましたが、自分より年上の人達は沢山いました。
アメリカは学びたくなったら年なんか関係ありません、何歳になっても学校に戻れるのです。
むしろ、資産形成について31歳から始めた事で、アメリカ人より10年遅れてしまった事がもったいなかった。